7月、石和温泉郷にてクラッシクカーフェスティバルが開催されました。
第一回目のクラッシクカーフェスティバルでしたが、県内外からたくさんのオールドカーが集まって、大変なにぎわいでした。
そのフェスティバルを見学に行った時のこと、
ピカピカに磨きこまれたオールドカーがズラーっと並んだ会場の隅で、何やら爆音を響かせている人がいました。
その人が回していたのは「石油発動機」
その昔、脱穀や水揚げの動力として使用されていたエンジンです。
僕は発動機を使って農作業をしている風景など見たことはないのですが、お年寄りからよく発動機の話を聞くため、ずっと前から興味がありました。
山梨県では、こういったイベントで発動機を回す人がほとんどいないので、とても新鮮です!
早速、発動機を回していたKさんに話しかけると、Kさんは福島県から1970年式のトラックに発動機を積んできたとのことでした。
Kさんとは発動機の話で意気投合!年齢なんて関係ありません!
「夏休みに福島まで遊びに来い!」と誘ってくれました。
と言うことで、先日、
福島に遊びに行ってきました!
実は、僕も発動機を持っているんですが・・・・・・
それはちっともかからない・・・・・・・
何度回してもかかりません。
なので、今回はその発動機の調子を診てもらうべく、福島まで僕の発動機を積んでいくことにしました。
旅の相棒はもちろんコイツ
荷台には発動機と寝袋を積み込み、運転に疲れたら荷台で発動機と一緒に油まみれになって寝る計画です・・・・・・
ETC深夜割引を使うべく、深夜3時半に甲府の自宅を出発。
途中、PAで荷台に載せた発動機を見せびらかしたりしながら、高速を走って7時間。福島県に到着です!
ICまで迎えに来てくれたKさんも「軽トラに発動機積んできたのか!」と大笑い
早速kさんの作業場に案内してもらうと・・・
珍しい発動機がいっぱい!
発動機だけでなく、古~いトラクターも!
もう、我を忘れるほど、Kさんに「コレは何ですか?」「コレはどうやって直したんです?」と質問攻めにし、「発動機のイロハ」を教えていただきました。
Kさんが今取り組んでいるのはヤンマーの箱マグネトーの発動機です。
もう何十年も屋外に放置してあり、シリンダーがサビで固着したものを修理したそうです。
どの発動機も快調に回ります!素晴らしい!
せっかくなので、僕のぜんぜんかからない発動機も診てもらいました。
僕が何回始動を試みてもかかれなかった発動機・・・・・・
Kさんが回すと・・・・・・
「シューバン シューバン バン ダン ダン ダン ダンダンダンダッダッダッダッダ<」
何で回るんだ!!!!!????????
ゴットハンドによっていとも簡単に目覚めてしまいました・・・
それでも「キャブの調子がおかしいなぁ」とのこと。
その夜は福島の温泉宿に1泊し、Kさんとお酒を飲み、発動機アルバムを見ながら、ひたすら発動機の話をしました。
翌日は、Kさんは僕を福島県内の別の発動機趣味人の元へ連れて行ってくれました。
調子が悪い発動機のキャブを持って・・・・・
案内してもらった先は、機械の修理工場
圧雪車の整備などをされている方で、彼もまたスゴイ技術を持っていました
到着するや否や、あっという間に発動機のキャブを外して・・・・・・
バラしたキャブをチェックすると、すぐに故障箇所を発見。
「ガソリンの通路がサビで詰まっている」とのこと
鋳物の非分解型のキャブゆえ僕の手には負えません(>=<)
すると「直してあげるから置いていくといいよ。直ったら山梨に送ってあげるから。」
ああ、神だ~
というわけで、不調のキャブの修理を依頼し、Kさんにも別れを告げ、福島を後にしました。
僕は「趣味が合う仲間」がいなかったので、一人で細々と古い機械を楽しんでいたのですが、こうやって同じ趣味を持つ人たちと交流してみると、本当に楽しいですね。
古い機械の様々な修理方法や動かし方、部品の入手方法など、一人でやっていてはとても分からないようなことまで仲間から情報を得ることができます。
これからは、同じ趣味を持つ人との交流をもっと広げていければいいな~と思います。
このKさんはぼくのおじいちゃんです。メリーティラーはじいちゃんが小学校三年の時にひいじいちゃんが買った物です。じいちゃんは。クリントンエンジンを分解するのが大好きで今でもエンジンが回りすばらしいと思います。ぼくももっともっとじいちゃんに教わります。
>Kさんの孫さん
こんにちは!いつもおじいちゃんにお世話になってます。
僕は君のおじいちゃんに色々教わって発動機が大好きになりました。
おじいちゃんが持ってるエンジンはとっても古いのにどれも調子よく回っていて関心してしまいます。
君もおじいちゃんによく教わって一緒にエンジン回してくださいね。
テーラさんkさんの連絡先を教えください