小僧2人の不安すぎる海外旅行
共にアメリカを訪問する相棒は、我が山梨県發動機愛好会最年少会員、小学6年生の「ダイちゃん」です!
ダイちゃんとは今年4月に知り合って、まだ4ヶ月の付き合いなのに、もう一緒にアメリカへ行くような仲です。
あまり感情を表に出さないポーカーフェイスな彼ですが、今回ばかりはちょっとだけ感情を顕わにして「僕もアメリカに行きたい」と両親にせがんだようです。
といっても、小学6年生を、よその家の大学4年生がアメリカまで連れてくわけですから、それなりの手続きや準備には余念がありません。
僕も海外に出るのは初めて。
パスポートの取得、航空機の予約、荷物の準備など、訳分からんので、とりあえず『地球の歩き方 アメリカ』を参考にしながら、マニュアル通りに着々と準備を進めていったのであります・・・・・・・・
8月15日
出発前日は、荷物の最終チェックと、来るべき「入国」に備えてのイメージトレーニング、なんちゃって英会話の勉強に励みます。
機械修理はしばらくの間お休み
帰国するまでの間、固着したカトウのキャブを軽油に漬けていきます。
ミネソタのおじいちゃんへのプレゼント、ガラスオイラーもスーツケースに入れました。
8月16日
出発日です。
気が焦ってやたら早く家を出たので、15時50分成田空港発なのに、9時には成田空港に到着してしまいました・・・・・・・・・・・・・・・・
さすがに早く来すぎた・・・・・・・・・
搭乗までの6時間、いったい何をすればいいんだ・・・・・・・・・・・・・・・
まずはチェックインして航空券だけでももらっておこう!
で、航空券はどこでくれるだい?
荷物はどこに預ければいい?
どっから乗るの??
あっちだ!こっちだ!と、スーツケースを引きずって空港内を行ったり来たりしていると、案内のお姉さんが親切に説明してくれました・・・・・・・・・・・・
デルタ航空、ミネソタまで直行便です。
無事に飛行機に乗れる(ことになった)ので、しばし休憩
あっ!!!!!!農民車が走ってるぅ~!!!!!
走り回る農民車を見学 本当は何と言う乗り物なんでしょうか?
そうこうしていると、我々が乗る飛行機の搭乗時間が近づいてきました。
まずは、金属探知機だか何だかを通って身体検査
何も持っていないのに、やたら緊張・・・・・・・・
無事に通過
搭乗が始まります
どんどん乗り込めばいいもんだと思って、やたら乗ろうとしたら・・・・・・・・・・・・・・・
「まずはファーストクラスの方からになります・・・・・・・」
しかたないので、貧乏人の最後尾に並び、搭乗を待つのであります
どうにか乗り込んだ
「間違って違う飛行機に乗ってたらどうしよう・・・・・・」と不安に駆られながらも、ワクワクしてきました
15時50分
離陸!!!!!!!!!!
さようなら、JAPAN!!
生きて帰って来れますように、飛行機落ちませんように、ハイジャックされませんように、着陸失敗しませんように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これでもかというくらい祈り続けて、空の旅が始まりました
急加速、急上昇を終えて、ようやく安定した頃、ディナーが出てきました
初めての機内食!!!
おお、結構量が出るんですね~
お腹いっぱいですー
そのうち、夜になります。電気が消されて就寝モード。
僕も寝ようかしらと思ったが・・・・・・・・・・・・寝れない・・・・・・・・・・・・・・狭い・・・・・・
地に足が着いていない不安定な乗り物の中で(飛行機嫌い)、狭い座席に押し込められて、10時間も寝れません
軽トラの中で寝るほうがまだいいですね・・・・・・・・
しかたがないので、まんじりともせず時が過ぎ行くのを待っていました
何時間経過したことか・・・・・・・・・・・・・
朝ごはん出てきた!! 仕事もしないで座ってただけだからお腹空いてない
ふと外を見ると
おぉぉぉぉぉぉ! 大陸!
これがアメリカですか!変な川が流れてる!
今まで、どっか遠くの世界だと思っていたものが、今まさに眼下に広がっています。
感動しました
大きな畑も見えてきました
昔、ここで働いた機械たちを今から見に行くわけですね!!
着陸態勢に入ります
機体を大きく傾けながら急降下していきます、怖いです
ドスン
無事着陸!!!!!!!!!!!!!!
成田から約11時間、ミネアポリス国際空港に到着です。
あっ!日の本トラクターみたいなの発見
どこを見てもアメリカ人のオジサンがいます
いよいよ来てしまった・・・・・・・・・・・・
今回の旅行で一番心配していたのが
「入国審査」・・・・・・・・・・・
飛行機を降りると、まずは入国審査です
アメリカはテロを警戒して、入国審査もかなり厳重らしい・・・・・・・・・・・・・・
案の定、審査官は怖そうなオジサン
順番がきました、ここではダイちゃんとはお別れ、「一人づつ」尋問を受けます
審査官:何しに来た??(英語で)
僕:友達に会いにきただ(英語で)
審査官:どういう友達だ?
僕:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どういう友達かなんて、そう簡単には述べられない、深いワケがあるんですよ
困っていると、すぐに日本語の通訳が呼ばれました
通訳:どういった関係の友人で?
僕:先生です・・・・・・・・・英語の・・・・・・・・
通訳:英語の先生らしいです
審査官:ほう・・・・そうか・・・・英語を教わってるのか?(英語)
以下、延々と説明
関税の申告書を見て
審査官:これは何だ?機械のパーツと書いてあるが?(英語)
僕:オイラー・・・・・・・ いや、プレゼントです!
審査官:はぁ~????(英語)
通訳:機械のパーツって何ですか?
僕:先生のお父さんが古い機械が好きなので、お土産に日本製の部品を持ってきました!
審査官:ほう・・・・・ギフトか?(英語)
僕:ギフト!!!!
審査官:よし分かった、行ってよし
何とか入国審査通過です・・・・・・・・・・・寿命が縮まる思いでした・・・・・・・・・・・・・
ダイちゃんは大丈夫か?彼は英語全く話せないどころか、未成年だ!
すると、審査官に呼ばれる
審査官:おい、お前、あのガキはお前の連れか??
僕:そうです!マイフレンドです!
審査官:そうか、じゃあ行ってよし
ダイちゃん、何も聞かれることなく無事通過!!!!
次は税関
税関のオッチャンはそれほど怖くはないけど「カバンの中に何が入ってる?説明しろや」・・・・・・・・・
またオイラーのことを説明して・・・・・・・・・
「まあ、いいや、行け」
こうして、無事に入国ゲートをくぐることができました!!!!!!
ゲートを出ると、マーニーさんがお出迎え
いよいよ、発動機ワールドに足を踏み入れます!
続く
俺も行ってこよう( ^∀^)
群馬行ってる場合じゃない(笑)
>タナボタクボタさん
とにかくスケールが違いすぎる発動機の世界でした。
一度味わってしまったら大変なことになりそうです・・・・
実感のこもった話しありがとう。
>ぐんまさん
何もかも初めての体験だったので、色々と感じること、考えること多かったです。
まだまだ続くので、また見てください。