こんにちは。
先日、長らく寝かせていたマメトラのテーラー(1960年式?)を久々に引っ張り出してきてエンジンをかけてみました。
ガソリンを入れて、チョークを引いてスターターロープを引いたらあっけなく始動・・・・
低速から高速までスムーズに回ってくれます。
これだから古いテーラーはたまりません!
まだ手をつけていない再生待ちのテーラーもたまってきたので、どんどん作業を進めていかねば・・・・
というわけで、縄ない機です。
縄ない機は今日も仕上げを目前にした細かい地味な作業が続きます・・・
まずは縄の巻取りドラムです。
これはサビこそ浮いているものの、当時の塗装がしっかり残っています。
「栗原式 元祖 記念号 模型 」と誇らしげな商標も残っています!
「元祖」「記念号」「模型」とは何とも自信に満ち溢れた言葉で、メーカーのやる気が伝わってきますね!
今、製品にこのようなことを書く機械メーカーってほとんどないですよね~
栗原農具製作所が自信を持ってペイントした文字を消さないように、
真鍮ブラシで丁寧に浮きサビだけを落としていきます・・・・
そして、たんまりと油を塗りこんでおきましょう。
よく、「油を塗るとホコリが積って汚くなる」と言われますが、僕はそんなことは気にしてません。
ホコリが積ったら拭けばいいんです!
高価なコーティングはできないので、ひたすら手を動かして機械を愛でるのです。
毛羽が落ちるプレートは、サビサビでさすがに元の塗装を生かす状態ではなかったので、今度はグラインダーでサビを丁寧に落とします。
サビを落としたら、サビる前に塗装して・・・
組み付けて・・・・・
さー、いよいよ完成だ~
早速縄をなってみようか・・・・・って、部品一つ壊れてる~(>=<)
溶接しないと・・・・・
ああダメどぉ、こりゃ鋳物だ!普通の溶接棒じゃくっつかん!
どうしよ~(泣)
あっ、これはもう、あの工場に持って行って職人技を披露していただくしかない!
部品を一つ溶接補修したら、ついに完成です!
次回は、縄をなっている様子を報告できると思います。
-続く-