圧縮はどこへ・・・完

更新サボってましたスミマセン><

最近は、夏休み前ということで、大学の期末レポート課題や試験に追われています(汗)
レポートもテーマが「テーラーについての考察」とか「石油発動機、低速回転の魅力」とか
だったら楽しく書けるんですけどね・・・・・・

錆まみれ油まみれのディープな夏休みがやってくるまでもうひと踏ん張りがんばります!

さて、長らく続けてきたジムニーの修理ですが、ようやく終わりました!

 

 

 

 

 

 

前回までにヘッドの修理は終わっているので・・・・・

 

 

 

 

せっかくエンジンをバラしたので・・・

「ついで」とか言いながらラジエターの塗装までしたりして・・・

 

 

さらに、

「ついで」とか言いながら、下回りの塗装なんかも始めて・・・・・
気づいたらバンパーまで外して、ひたすら汚い部分を塗装し始めていて・・・・・・

結局、何の修理をしていたのかよくわからなかったので、一旦落ち着いてよく考えてみると
「あっ、そうだ、僕はエンジンの修理をしていたんだ!」
ということを思い出したので・・・・・

エンジン修理を急がねば!

写真を撮るのも忘れて、黙々と組み上げます。

ヘッドを載せて、ボルトをしっかりトルクレンチで締める!
プーリーも規定トルクで確実に締めて・・・・

タイミングがずれないように、ビクビクしながら何度も何度も確認してタイミングベルトを取りつけます。

タービンも「ついで」なんで、ネットで吟味して一番良さそうなリビルトタービンを買いました!

タービン準備中~
タービンは精密部品なんで、中にゴミが入ったりしないように丁寧に扱いました。

タービンを付けたらホース類や電装部品のコードなどをミスしないように組み付けて・・・・・・

エンジン完成!!!!!!

エンジンが組みあがったのは深夜2時・・・
残念ながら写真がありません。もうヘトヘトで写真どころではありませんでした・・・・

だが、エンジンが組みあがったからには、音を聞かなくては寝れない!

深夜のガレージで一人緊張しながら、エンジン始動の儀式を行いました。

冷却水を入れて、バッテリーをつなぎ、プラグを外した状態で軽くクランキングしてみます。

大丈夫そうだったので、プラグを付けてエンジン始動

「カチッ、キュルルル、ブウォ~ン」

なんと一発始動(涙涙)!
異音も液漏れもありません!

深夜3時、たまりかねて近所をゆっくり走ってみました。

ターボのききもよく、調子は最高です!

走行中、突然のバルブ破損で1気筒死んだジムニーのエンジンでしたが、長い修理の末ようやく治りました(**)/

シロウトでもどうにかなるもんですね!
応援してくださった方々に感謝です!

現在では、毎日往復100キロの通学にも使っていますよ。
高速走って東京にも行ってきましたが問題なしでした!

ということで、

これにてジムニー修理日記~完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

ジムニーも直ったし、何だか疲れたので機械修理は少しお休みして、涼しい図書館で読書でもしようかな~

と思っていた矢先・・・・・・・

何だコレは!!!!!!!!!!!!!!!!!!

何で燃料キャップが2つあるんだ???????????

まさか・・・・・・・・・・

こりゃ、機械修理はお休みなんてできませんね!

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圧縮はどこへ・・・5

ジムニーエンジンブロー修理の続きです・・・

注文していたエンジンの部品が届きました!
注文した部品は、EXバルブ1本、ヘッドガスケット、折れたエキマニのボルトなどです。

修理記録の前に、部品注文の話
趣味で自分の車を自宅の庭でイジっている人たちは、純正部品の注文ってどうしているのでしょう?
ディーラーに行って「〇〇の部品下さい!」って注文しているんですかね?
ネットで注文するんでしょうか?

僕は今まで、パーツリストとにらめっこして必要な部品をリストアップした後、ディーラーのパーツセンターに持っていって「この部品注文しといて下さい!」と注文していたんですが、今回はディーラーではなく、地元の「部品商」に注文してみました

部品商というのは、名前の通り「部品屋さん」です

この手のお店は、基本的に「業者相手」のような雰囲気が漂っていて入りずらいですが、
部品をリストアップした紙を渡すと、快く注文してくれました。

数日して部品を取りに行くとビックリ!
ディーラーに注文するより、値段が安いんですね。
どの純正部品も定価の10%引きくらいでした。

今度からは、自動車部品の注文は地元の部品商にしようと思います!
部品商に行くと、ホームセンターでは売っていないプロ用のケミカルなどもたくさん並べてあって、
ワクワクしてしまうんです。
でも、こういうお店って、素人に来られると逆に迷惑なんですかね?
よくわからないです・・・・

さて、部品も届いたことだし、修理始めますか!

 

まずは、かけたバルブを外します

 

 

 

 

ロッカーシャフトを固定しているネジを緩めてっと・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・って

緩まない(♯゜д ゜)!

なんでこんなとこに+ネジ使ってるんだ!

ドライバーが滑ってしまってネジが回らない・・・・・

友人と二人でウンウンやってると

そんなところへたまたま川崎屋農機の師匠がやってきて、デッカイドライバーで「サクっと」外してくれました!

その様子はまるで手動インパクトドライバー!

「そうか~、デッカイドライバーがあれば僕でも外せたのか~」と悔しくなったので・・・・・・

 

デッカイドライバー買っちゃった!!!     KTCですぜ!!!!

 

というわけで、無事にバルブ摘出!

すごい欠けてる! こりゃ~圧縮ないわけだ!

  

コイツを新品バルブに組み替えればきっと圧縮はよみがえる!

その前に、

新品 バルブを組み付ける前に、ヘッドの掃除。

ガスケットのカスを落したら、オイルストーンで軽くならします

一応ひずみ測定もしましたが・・・・・・・・・・多分ダイジヨウブ・・・・・・

 

 

ヘッドの掃除が終わったら

バルブの組み付け~     新品バルブを入れちゃいます!

 組み付ける前に、軽く摺り合わせもしておきます

バルブにタコ棒ひっつけて・・・・・・コンパウンド塗って・・・・・・・・

「カポッカポッ」

エキマニから灯油を入れて漏れの確認もしてみましたが、垂れてこない!

 

よ~し、きっと大丈夫!

ヘッドの修理は完了したので、あとは元通りに組み立てるだけですね(^^)

無事にかかりますように・・・・・・

次回はいよいよエンジン始動・・・かかるかなぁ~?

 

 

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圧縮はどこへ・・・4

いよいよシリンダーヘッドが浮き上がりました。

インジェクションやデスビなどもそっくりついたまま外すので重くて大変です!

友人と2人でドキドキしながら持ち上げます

僕「3番シリンダー、もしかしたら焼き付いてるかもしれないよね~、
もし、シリンダーが傷だらけになってたりしたらエンジン載せ換えなきゃならないかも・・・」

友人「エンジン買うお金あんのか?」

僕「ない・・・・・・・」

ピストンが欠けてるとか、焼き付きでシリンダーが傷だらけとか、最悪の状況が頭
をよぎります・・・・

そして、ついにヘッドを外してピストンとご対面~

 

あれ・・・・・???????

シリンダーピカピカだよ!?!?

ピストンだって異常なし

ちょっとカーボン多いけど、傷も無いなぁ~~

「本当に圧縮抜けてたのか?計測ミスじゃないの?」と友人

いや、そんなことはない!

確かに3番の圧縮は消えたのだ!

そんなこと思って何気なくヘッドをひっくり返してみる・・・・

んmmmm?????????

ギャーーーーーーー!

なんとEXバルブが欠けてるではないか!!

圧縮抜けの原因はコレでした・・・

バルブに穴空いてるんだもん、そりゃ圧縮抜けるわけだ

僕「でも、何でこんなこと起きるの????」

友人「分らん・・・・・お前がエンジン回しまくってるからだろ、どうせ」

・・・・・・・

結局、色々な説は出たものの、バルブが欠けた原因ははっきりしないまま・・・・

きっと、僕の「ストレス解消アクセル全開運転」に耐えられなかったんでしょうね

まあ、とにかく、エンジン本体に大きな欠陥がなくてよかったです!

とっとと部品を注文して修理してしまいましょ

続く・・・・

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圧縮はどこへ・・・3

3番シリンダーが死んでいることが判明したジムニーのエンジンの分解がはじまりました!

この春、自動車専門学校を卒業したばかりの友人が手伝いにきてくれました。

まずは、冷却水を抜いて・・・

冷却水はペットボトルに入れて保管しておきます。間違って飲まないようにしないと

ラジエターがハズレター!

タービンもハズレター!

圧縮抜けということで、まずはヘッドを降ろします

細かい部品を外すとワケわからなくなってしまいそうなので、
作戦としては、まずタービンやタイミングベルトなどのエンジン周りの部品を外したら、シリンダーヘッドをインジェクションが付いたまま降ろしてしまおう!というものです。

クランクプーリーを外します

「ガッガッガッガ」

あれ?インパクトでも外れない・・・・・

クランクプーリーのボルトがものすごく固く締まっていて、ボルト一本緩めるのに1時間以上かかってしまいました・・・

プーリーの回り止めがあれば楽なんですが、そんな物は無いので

最終的には、ギアを入れて友人にブレーキを踏んでおいてもらい

レンチにパイプをかけてぶら下がったところ・・・・

「カクっ」と緩みました!

あとはサクサクとカバーを外して

タイミングベルトにご対面~!

ふ~ん、タイミングベルトってこういう風にかかってるんだ~

としばし眺めて過ごした後、

しっかりマーキングして外しましたよ

周りの物が外れたら、いよいよシリンダヘッドを外してみます

ヘッドカバーを引っ剥がして・・・・

ヘッドボルトを緩めて・・・・

配線やらバキュームホースには番号を書いたテープを張ってから引っこ抜いて・・・・・

プラハンでコンコンすると遂にヘッドが動きました!

一体中はどうなってるんでしょう?

3番シリンダーの圧縮が抜けた理由は?

続く・・・・・

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圧縮はどこへ・・・2

ジムニーエンジンブローの続きです。

この前、点火プラグを外して見たくないものを見てしまったので・・・・
今回は、とりあえず圧縮を測ってみることにしました。
点火プラグを外して、プラグ穴にゲージの先端を突っ込んで、友人にセルを回してもらいます。

ちなみに、ジムニーの圧縮圧力の規定値は12.0㎏/cm²、使用限度は9kg/cm²です

つまり、1~3番のシリンダーともに9kg/cm²以上の圧縮があれば、圧縮の異常が原因でエンジンが不調になっているということではないということになるのではないか?(と安易に勝手に推測・・・)

そんで、実際圧縮測ってみる
私「はい、いいよー、セル回してー!」

キュルルルルルルルルル

「1番シリンダー11k!」
「2番シリンダー10.5k!」

そして、プラグが溶けてた悪魔のシリンダー

「3番シリンダー・・・・・・・・0kg/cm²!!!!!」

3番シリンダー圧縮ナシ!

これはエンジンOH決定ですね・・・・
でも~、車のエンジンなんてバラしたことないし・・・
何が何だかわからないし・・・・
もし分解して元に戻らなくなったら二度とジムニー乗れなくなっちゃうし・・・・
なんか変な配線いっぱいつながっててワケわからないし・・・・

でも、自動車屋さんに出すお金ないし・・・・

自分でやるかー!
そう、やるっきゃない!
楽しくなってきたぞ~

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