Minnesota発動機合宿! ~2日目午後の部~

発動機合宿2日目
今日はBillの家でBillのコレクションによるミニミニ運転会!

朝から、1930年代の変なテーラーや自作の車、古いコイルなど衝撃的な機械を目の当たりにした我ら日本代表は既にお手上げ状態

 

コレクションの披露は午後も続きます・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「どれ、じゃあ小っちゃい発動機でもかけてみっか」とBill

 

 

 

 

 

 

 

 

JHONDEERE発動機キター!!!
オシャレな台の上に乗っかって、コロコロ引かれて出てきた!!

 

 

 

ガソリンを入れて
Danが必死に回す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

バスンともポコンとも反応しない・・・・・・・・・・・・・・・

本当にかかるの?

 

 

 

おかしいな~、BillとDan

かからない発動機を前に、おっちゃん達があーでもないこーでもないと調整する風景は全世界共通でしょう

 

 

 

Bill「火が弱いなあ」
と、持ってきたのは、先ほど見たコイルの筒
補助コイルをプラグ?に配線、6Vバッテリーにつないで電気を流す

これでマグネットの火が大きくなるらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かかった!!!!!
すごい勢いですね~

バン、シュシュシュシュシュシュ、バン、シュシュシュシュシュシュシュシュシュ、バン

ヒット&ミス!

 

 おっと、水を入れなければ!!

 

 一家でJHONDEEREを眺めています

それにしても、動輪がぶっ飛びそうなほど高速で回っていますが・・・・・・・
コレはどうやったら回転が落ちるんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 テーラー、発動機ときたら次はトラクターだね!
と、トラクターも動かしてくれることになりました

 

 

さてさて、どのトラクターかな??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 またまたJHONDEEREキター!!!!

1936年式、水冷2気筒、灯油エンジンです

日本でいうと「博物館級」のトラクターでしょう

 

 

 

さて、エンジンをかけてもらいます
クランク棒ですか?セルがついてたりするんですか?

 

 

 

 

 

 

Bill「力持ちじゃないとかからないよ!」

やはり、フライホイールを手で回します・・・・・・・・

インパルスがついているので、カッチンカッチンでかかります

 

簡単そうに書きますが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おい、日本人、やってみろ」と僕も始動にチャレンジしたのですが・・・・・力がないので、圧縮が乗り越えられない・・・・

腕力勝負の始動です

 

 

 

 

 

エンジンがかかったので、外に出します

このガレージを見よ!!
横に並ぶトラクターはほとんど「戦前」のもの 

博物館ではありませんよ
あくまで、Billが個人的に集めて自分でレストアしたものです

 

 トラクターガレージから出てきた

 

まずは操作方法の説明
「右のレバーを引けば右に曲がる、左のレバーを引けば左に曲がる」

いたって簡単!

 

貴重なトラクターですが、もちろん運転させてもらう! 

エンジンとミッションは一体
エンジンとミッションの真ん中にフライホイールが付いてて、シリンダーは横向き

 

 

 この、広大な「お庭」を、何も気にすることなくグルグル乗り回す!!!

 

 

乗りまくってガス欠・・・・・・・・・・・・・

でも、入れればいい!!!!!!

Willがガソリンを注いでいるタンクには本来灯油を入れます
今日はガソリンでけでの運転です

 

 

 

 

「面白いもん見せてやる」とBill

 

 

何やらトラクターを動かして・・・・・・・・・・

 

 作業機大会を始めるようです!!

Billは作業機が大好き! 何でも発動機で回したがります

 

 

 

 

本日の作業機は・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 丸ノコです!!    JHONDEEREで製材をしてくれるみたい!

 

 

 

Danがベルトをかける
このベルトもまた骨董品!!  クタクタになったベルトですが、ワックスがよく染みていてまだまだ使える

 

 

 

 しょっちゅう作業機を動かしているためか? DanとBillのコンビが馴れた手つきでベルトを張ります

 

 

 

 

 

 恐ろしい作業機・・・・・・・・・

刃は研いであるようには見えませんが、こんな古いので本当に木が切れるのか??

 

 

 

 孫、娘、おばあちゃん・・・・・・家族で見学しています
Billの家族は、爺ちゃんの趣味をよく理解しています

日本であれば、父ちゃんが突然、何の目的もなく庭で発動機にベルトかけて製材しだせば、「バカじゃないの?やめてくれない?」となりがちですが・・・・・・・・
Billの家族は「さぁ!製材が始まるよ!集まれ~」といった感じで、みんなで楽しんでいます

 

 

 

 

 Danがクラッチを入れました

丸ノコが回転し始めます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!

 切れてる切れてる
発動機を使って製材している光景は初めて見ました

ちなみに、この丸ノコは家の屋根を葺く木を製材するためのものです
50cmくらいに切った丸太を薄くスライスしていって、その木で屋根を葺きます

 

 

 

 

ミニミニ運転会にしては、出てくる機械がスゴイですね

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が、気になってしょうがない事を一つ・・・・・・・・・・・・・ 

ガソリンだだ漏れ・・・・・・・・

 

燃料コックから ガソリンがポタポタ垂れています

燃料漏れとの戦いは、私たちポンコツ愛好家なら誰しもが経験するところ
パッキンか?軸の磨耗か? どうやったら燃料漏れが止まるか、常に考えているところです

 

 

 

 

 

 

でも、彼らはそんなこと気にしないみたい!!!!!!!

 そんな細かいこと気にしてたらやってらんねぇよ~とばかりに

燃料が漏れて減ったら、足せばいい!

ただそれだけです!!

いいですね~

 

 

 

 

 

 

でも、あまりにも漏れすぎると、さすがに気になるみたい(笑) 

 

 

こちらの発動機は燃料コックからガソリンが漏れすぎて、キャブまで燃料がいかない・・・・・・・

 

そうなってくると、ようやく修理を始めます 

 

 

 

 Danの修理風景

コルクシートを「大胆に」切り抜いて、超デカイハサミで「大胆に」カット!

 なんとか燃料漏れは収まりました

 

 

 

 

 

 Danがお帰りです!

おねだりして愛車に乗せてもらいました

家を出た瞬間、一気に100キロまで加速・・・・・・・
自作の車で飛ばしまくります

「スカーフを着けていれば、風にたなびいてカッコイイんだぜ」

 

楽しかった! Danとはこれでお別れです! 

素晴らしい出会いでした!楽しい時間をありがとう! また、来るよ!!!!

次回はDanの家にも・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

ダイちゃんはというと・・・・・・・・・

木工作業場で、先ほど製材した木にサンダーをかけてました 

 

 

マーニーさんがこれに俳句を書くそうです

いいアイディアすぎる 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Billはさらに見せたいものがあるらしい

 

連れてってくれたのは、薄暗い小屋

中には、ワイヤーが張っています 

 

 Bill特製、ゴンドラです!!!

庭にワイヤーが張ってあって、ゴンドラが行き来します

これに子供たちを乗せて動かすらしい
マーニーさんいわく「怖がる子供たちを無理に乗せるのよ、私も小さい頃乗せられたわ」
決して、楽しい乗り物ではないようだ・・・・・・・・・

 

 

 

夕食まで、うろついてみる

 

 ガラクタごろごろ

 

 

 

 

 

 

 

ガレージの奥にエコノミー発見!!!!!!!!!!!!
確か、8馬力だったような

奥においてあるのでもう出せません

日本でもエコノミー回してる人いますよね、見たことあります

 

 

あの~僕にコレくれませんかねぇ?この台車ごと!

 

 

 

 

 作業場です

トラクターのエンジンを組んでいます

 

 

 

 こちらも作業場

作業場がいくつもあるんです
台の上に土から掘り出してきたような発動機が置いてありました

レストア予定だそうです

 

 

トラクター もレストア中

こちらは完成間近

 

一体トラクターが何台あるのか、把握できず・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食は地元のレストランで!
本場のハンバーガー食らってきました

ダイちゃんも必死に食べていましたよ

 

 

 

1日があっという間に終わってしまいます
今日もBillのコレクションの全貌を把握することができませんでした・・・・・

本日登場した機械はまだ「ほんの一部」にすぎません

また紹介します

 

 

 

発動機合宿3日目、いよいよ明日は発動機運転会!!!!!!!
この日をどれだけ待ったことか!  

日本の小さな発動機愛好家、とうとうアメリカの運転会に進出です!

 

続く

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Minnesota発動機合宿! ~2日目~

前日は、時差ボケと博物館級トラクターを見た過度の興奮で夜はもうヘトヘトでしたので、早く寝てぐっすり

2日目、ミネソタの朝です
午前7時、何やら物音で目を覚ますと、既にだいちゃんが身支度を始めていました

 

マーニーさんがホテルまで迎えに来てくれる予定ですが、まだ時間があったのでちょっくら街に出てみることに

 

 

 

 

すがすがしい朝! 気温は20度くらい?湿度も低く、本当にすがすがしい朝だ!

 

ホテルの場所もよかった!
国道を挟んで、お向かいにはなんと農機具屋さんが!
歩いて見学に行ってみる

 

 

 

 

道行く車は基本100キロ・・・・・・どうやって国道を渡ればいいかわからない・・・・・・

横断歩道らしきものを発見してヒヤヒヤしながら、道を渡る・・・・・・・・

農機具屋さんにやってきた!

JHONDEEREの代理店ですね
まだ店は開いてないけど、勝手にのぞいてみました

置き場です

 

 

コンバインの先端の刈り取り部(名称不明)?でしょうか?
すごい大きさです

我が家の田んぼをこんなデカイので稲刈りしたらどうなるでしょうか、

きっと3分で稲刈りが終わります、

消毒をする機械    

かわいい芝刈り機が並んでいます

奥のバギーみたいな乗り物は「GATOR」という乗り物です、日本ではまず見ないです・・・・・・が!
家の近所では走ってるんですね~コレが♪
仕事からレジャーまでフル活躍させてる人がいるんです

 

 

 

 

 

Jhondeere屋さんをあとに、ホテルに戻ろうとしたら

 

またこの乗り物が並んでいるお店発見

アメリカではかなり人気があるようですね

 

 

 

 

 

 

ホテルに戻るとマーニーさんが迎えに来てくれました

今日はBillの家でミニミニ運転会です!  

 

家に着くと同時に、何やら変わった車が現れました

Billの発動機仲間、Dan(ダン)の登場です!!
体が大きくて、陽気で、サスペンダーをして、いかにもアメリカンなおじさんです!

 

今日はBillとDanのコンビが色んな機械を動かしてくれるそうです

 

 

 

Danの愛車

どこの車かと思ったら

「俺とビルで作ったんだ!!!!いいだろ????」

なんと、自作の車!!!!!!

 

さまざまな車の部品を利用して作ったハンドメイドカー
エンジンはスバルの水平対抗です

Dan「スバルのエンジンは最高さ!!」

 

こんなの作ってしまうとは・・・・・・

ミネソタでは車検がないので、こういった車も簡単に登録できるらしい

 

 

 

 

 

 

 

家の中では、Merryおばあちゃんが朝食兼昼食の仕度をしてくれていました!
壁に入ったオーブンでベーコンを焼いてくれます

 

 

ベーコンが焼けるまで、マーニーさんにお家の中を案内してもらう

Billの書斎です
本を置きたいのか、トラクターを置きたいのかよくわからない書斎です・・・・・

インターナショナルの発動機模型もありますね

 

玄関には、発動機のミニチュアモデルが・・・・・・
重量感たっぷり、よくできています

早速遊ぶ

 

 

 

 

リビングにも、脱穀風景の絵が飾ってあったりして

 

 

 

 

 

朝食兼昼食!!

 

 

 ゆっくり食事をしていると、庭からけたたましい音が聞こえてきた

ゆっくりしてる場合じゃねぇ!と外に飛び出す 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニミニ運転会が始まった!

 おおおおおおおおおおお!テーラー!!!!!!!

まず登場したのは、変なテーラー

Danが一生懸命キャブの調整をしています

 

 

 1930年頃製造の「TORO(トロー)」です!

色が塗ってあってキレイですが、1930年って・・・・・・・・・古すぎです・・・・・・・

家のテーラーとは比べ物になりません

 

 

 

テーラー少年、アメリカのテーラーで遊ぶ

サイドクラッチがない!!!どうやって曲がればいいんだ!!!
と思ったら、左右のハンドルがそれぞれ上下に動くではないか

右に曲がる時は、右のハンドルを下げて左のハンドルを上げる
 

 プラウで畑を耕します
トレーラーなんか引っ張りません

単純な構造ですね

 

ミッションはありません

一本棒にクラッチが付いてるだけ

単純な構造ですが、理解するのに時間がかかります、見たことないから

1930年とは思えないほど勢いよく回るエンジン

 

このテーラーはポンコツオークションで5000円くらいで買ってきたそうです!戦前型とはいえ激安なんですね

Dan「売るよ!!」

すごく欲しいけど、持って帰れないのでやめておきます・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 僕がテーラー好きと知って、もう一台変なテーラーを見せてくれた

 

 

 

 

 おおおおおおおおおおおお!これまた日本では見たことないテーラー!!!

 

1930~40年代の
「Minneapolis Moline(ミネアポリス モリーン)」というメーカーのものだそうです

 ミネアポリスということは、地元の工場が作ったものですね!

ミネソタの愛好家には絶対なくてはならない1台なんじゃないでしょうか?

それにしても、古い・・・・・・・・・・・・・・・・・

「エンジンかかるか分からんよ!」といいつつも、まずはガソリンを入れて・・・・・・

ガソリンはポリ容器に入っています

 

 

 

このテーラー、燃料タンクが錆びて穴開いてるではありませんか!

ガソリンだだ漏れ・・・・・・・

「Dan!ガソリンが漏れまくり!」と言うと

Dan「OK!OK!」  全く気にしない・・・・・・

ガソリンが漏れるのは全く気にならないようです

 

 

 

 

 

 

  「おっと、コレがなくっちゃ始まらねぇ」と電動ドリルを出してきた

何すんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見よ!!!!!!!この豪快なエンジン始動を!!!!

マグネットにインパルス入ってるから、手でクランクするのかと思ってました

そんなことはしないらしい・・・・・・・

 

 

右手でチョーク弁をパタパタしながら、ドリルで豪快にクランキング

 

 

するとエンジンが目覚めた!!!

 

 

 早速、ダイちゃんが試乗!

乗用代かき機に見えますが、後ろの座席はDanが作ったもの
2気筒エンジンで力もあります

タイヤにグルグル巻かれた針金は・・・・・・・
「チューブが飛び出てきちゃってね!!」

びっくりな補修方法に脱帽です

 

 もちろん僕も乗る

サイドクラッチはないが、デフが入っているのでカーブもスムーズ

タイヤがやけに大きいですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、Billがいないんだが??

当の本人はどこ行った?

 

 

 

 

 

 いた!

 

ゴルフカートを乗り回してました

 

 

すると
「いいもの見せてやるからおいで」とガレージに案内されました

 何だこりゃ

 

 

 「スパークを見てごらん」

 

得意げに自慢するBill

バッテリーから木箱に電流を流すとあら不思議
ピリピリと火花がスパークします

 

僕は知らなかったんですが、「バズコイル」と言うようです

そういえば、どこかの運転会でバッテリー点火の発動機みたことあるような・・・・・・・

 

 これは補助コイル

 

 このバズコイルは新品だそうです!

こんな木箱の点火装置がまだ新品で手に入るのか! 

 

 「これはT型フォードのコイルだよ」
当時物です

作業台にごろごろ転がってました・・・・・・・・・・・・・

古い木箱はそのままに、中身だけ新品に・・・・・といったレストアをするのでしょう、マニアですから

 

 

 ポイントです

下の薄い板がものすごい勢いで開閉します

 

 

 

コイルの話はディープすぎてなかなかついていけませんが、貴重なもの見せてもらいました

 

さて、午後からはどんな機械を動かすのか?  

午後一発目はヒット&ミスの発動機を回すそうです

 

続く

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Minnesota発動機合宿! ~1日目~

ミネアポリス空港に降り立った小僧2人
空港まで、今回お世話になるマーニーさんが迎えに来てくれました。

フォードの乗用車に乗り込み、早速、家に連れて行ってもらいます。

 

何もかもが初めての私、右側通行ってだけで大はしゃぎ

 

 

前方にバイク集団発見!

ヘルメットを被っていない!!!!!!!!
ハイウェイをヘルメットなしで走るなんて、なんて危険な・・・・・・

 

暴走族かと思いきや

「バイク乗りはね、自由主義者が多いからヘルメットなんか被らないの」とマーニーさん
とにかく、気持ちよく走れることが重要らしい・・・・・・・・

 

 

 

 

 

空港から自宅までは約1時間

中学校の地理の授業で教わった「ミシシッピ川」を渡ります。
教科書で見たことある川が真横に!!感動です

 

 

 

あっ、クボタ発見!!
どこかで見たことあるオレンジカラーです。

 

 

信号もちょっと変わってるような

 

 

 

 

 

あたり一面モロコシ畑が広がる広大な農場の中に、家が現れました

いよいよマーニーさんの実家に到着です

CannonFallsという田舎町です

 おお~、ここがコレクションが収まる納屋ですか~

我が家のような不用品回収業、ゴミ屋敷を思わせるようなグチャグチャな感じではありませんね

 

キレイなお庭!キレイなお家!

これで本当にサビたトラクターや発動機があるのか?

 

 

 

 

 

マーニーさん「納屋の中を見ていいですよ!」

 

まだお父さんに挨拶してませんけど、先に納屋の中へ足を踏み入れてみる・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Wow!!!!  Wonderful!!!!

 

 

 何だい、こりゃ

 

 

 

 

そこへマーニーさんのお父さん

発動機・トラクター愛好者のBill(ビル)さん登場!
奥さんのMerry(メリー)さんと、マーニーさんの息子ベン君も一緒に

 

Nice to meet you!

カタコトの英語で挨拶を済ませると、早速コレクションの説明に入るのであります・・・・・・

 

 

 

 

 まずこちらは20世紀初頭の古いトラクターを集めた部屋

手前のと奥の鉄車輪トラクターは100年くらい前の物らしい

 

 

 

 納屋の裏にはプラウが埋まってて・・・・・

 

 

 

 

とにかくコレクションルームが多すぎて全貌を把握するには時間がかかるのです

 

 

 

 

フルレストアされたCASEトラクター
いつでも乗り出せる状態

 

4輪だけど3輪車みたいなジョンディアもご覧の通りピカピカ!

 

 

 

 

 

 

やはり、庭にはこういう物が置いてあった・・・・・・・・

直列4気筒、サイドバルブのエンジン、トラクターのものです

 

再生するのか、部品取りなのか、オブジェなのか、捨てるのかよく分かりません・・・・・

 

 

 

 

 

真っ赤な発動機発見!!!!!!
メーカー、型式不明

再生するのか、ただ置いとくだけなのかは知りませんが、こうやって庭先に汚い発動機が転がってるとなぜか安心します

 

 

 

 

大昔のコンバインです

Billさんが一生懸命説明してくれるが、なかなか聞き取れない・・・(英語が)

 

日本で言ったら、東北の稲作農家が使うコンバイン?くらいの大きさでしょうか・・・・・

「ここからこう入って、ここを通って、ここでこうなって、ここから出る!」と説明してくれますが、
仕組みがいまいちよく分からない。見たことがないからイメージが湧かない!

 

 

こんなトラクターもいますけど

フロントローダーが付いてますが、それにしても、無骨な造りだ
鉄骨でトラクターが囲まれてるじゃないですか

 

 

手作りだと思って関心していたら

「市販品だよ」

 

 

市販のフロントローダーだそうです。
油圧とワイヤーのからくりで上下するようになっています
無骨な筋交いは補強のため

すごい物が売ってるんですね

 

 

トラクターはほとんどガソリンエンジン 

現役で仕事に使うトラクターだってガソリンです

 

 

 

トラクター見学はこの辺にして、ちょっと散歩に行きましょう
と裏山にハイキング

突然山小屋が!

 

「ここはワインを飲みに来る場所です」

素敵な山小屋でワインですか、いいですね~

 

 

 

 

 

 

「昔この山でスキー場もやってたのよ、リフトはお父さんが作ったの」

もしや・・・・・・・・・・・

スキー場のリフトは、やはり「トラクターのミッション+発動機」の組み合わせだったようです・・・・・
子供たちがスキーやっている傍ら、お父ちゃんは小屋の中で発動機回してリフトを動かしていたようです

スキー場をやるから発動機を回すのか、発動機を回したいからスキー場をやるのか

 

 

 

 

 

こんなツリーハウスまであります
「ここに座ってぼーっとするの」

いいですね~

 

 

 

 

 

そんなわけで、ミネソタに到着した直後から強烈なコレクションの「ほんの一部」を見せてもらって
大興奮でした。

夜はBillファミリーと一緒にお食事をして、宿泊は近所のモーテルへ

 

 

 

狭い飛行機の疲れと時差ボケ?でクタクタでした。

明日はまたBillさんの家に行って、さらに奥深くのコレクションを見せてもらいます!!

1日目終わり

 

 

続く

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Minnesota発動機合宿! ~ミネソタへ~

小僧2人の不安すぎる海外旅行

共にアメリカを訪問する相棒は、我が山梨県發動機愛好会最年少会員、小学6年生の「ダイちゃん」です!

ダイちゃんとは今年4月に知り合って、まだ4ヶ月の付き合いなのに、もう一緒にアメリカへ行くような仲です。
あまり感情を表に出さないポーカーフェイスな彼ですが、今回ばかりはちょっとだけ感情を顕わにして「僕もアメリカに行きたい」と両親にせがんだようです。
といっても、小学6年生を、よその家の大学4年生がアメリカまで連れてくわけですから、それなりの手続きや準備には余念がありません。

 

 

僕も海外に出るのは初めて。
パスポートの取得、航空機の予約、荷物の準備など、訳分からんので、とりあえず『地球の歩き方 アメリカ』を参考にしながら、マニュアル通りに着々と準備を進めていったのであります・・・・・・・・

 

 

 

8月15日

出発前日は、荷物の最終チェックと、来るべき「入国」に備えてのイメージトレーニング、なんちゃって英会話の勉強に励みます。

機械修理はしばらくの間お休み

 

 帰国するまでの間、固着したカトウのキャブを軽油に漬けていきます。

 

 ミネソタのおじいちゃんへのプレゼント、ガラスオイラーもスーツケースに入れました。

 

 

 

8月16日

出発日です。

気が焦ってやたら早く家を出たので、15時50分成田空港発なのに、9時には成田空港に到着してしまいました・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さすがに早く来すぎた・・・・・・・・・
搭乗までの6時間、いったい何をすればいいんだ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 まずはチェックインして航空券だけでももらっておこう!

 

で、航空券はどこでくれるだい?

荷物はどこに預ければいい?

どっから乗るの??

あっちだ!こっちだ!と、スーツケースを引きずって空港内を行ったり来たりしていると、案内のお姉さんが親切に説明してくれました・・・・・・・・・・・・

デルタ航空、ミネソタまで直行便です。 

 

 

無事に飛行機に乗れる(ことになった)ので、しばし休憩

 あっ!!!!!!農民車が走ってるぅ~!!!!!
走り回る農民車を見学  本当は何と言う乗り物なんでしょうか?

 

 

 

そうこうしていると、我々が乗る飛行機の搭乗時間が近づいてきました。

 

 

まずは、金属探知機だか何だかを通って身体検査

何も持っていないのに、やたら緊張・・・・・・・・

無事に通過

 

 

搭乗が始まります

どんどん乗り込めばいいもんだと思って、やたら乗ろうとしたら・・・・・・・・・・・・・・・
「まずはファーストクラスの方からになります・・・・・・・」

 

しかたないので、貧乏人の最後尾に並び、搭乗を待つのであります

 

 

どうにか乗り込んだ

「間違って違う飛行機に乗ってたらどうしよう・・・・・・」と不安に駆られながらも、ワクワクしてきました

 

 

15時50分

離陸!!!!!!!!!!

 

 

さようなら、JAPAN!!

生きて帰って来れますように、飛行機落ちませんように、ハイジャックされませんように、着陸失敗しませんように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これでもかというくらい祈り続けて、空の旅が始まりました

 

 

 

急加速、急上昇を終えて、ようやく安定した頃、ディナーが出てきました

初めての機内食!!!

おお、結構量が出るんですね~
お腹いっぱいですー

 

 

 

 

 そのうち、夜になります。電気が消されて就寝モード。

 

僕も寝ようかしらと思ったが・・・・・・・・・・・・寝れない・・・・・・・・・・・・・・狭い・・・・・・

 

地に足が着いていない不安定な乗り物の中で(飛行機嫌い)、狭い座席に押し込められて、10時間も寝れません

軽トラの中で寝るほうがまだいいですね・・・・・・・・

 

しかたがないので、まんじりともせず時が過ぎ行くのを待っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何時間経過したことか・・・・・・・・・・・・・

朝ごはん出てきた!!  仕事もしないで座ってただけだからお腹空いてない  

 

 

 

 

 

ふと外を見ると

 

 

おぉぉぉぉぉぉ! 大陸!
これがアメリカですか!変な川が流れてる!

今まで、どっか遠くの世界だと思っていたものが、今まさに眼下に広がっています。

感動しました

 

 

 

 

 

 大きな畑も見えてきました

昔、ここで働いた機械たちを今から見に行くわけですね!!

 

 

 

 

着陸態勢に入ります

機体を大きく傾けながら急降下していきます、怖いです

 

 

ドスン

 

 

無事着陸!!!!!!!!!!!!!!

 

 

成田から約11時間、ミネアポリス国際空港に到着です。

あっ!日の本トラクターみたいなの発見

 

 

どこを見てもアメリカ人のオジサンがいます
いよいよ来てしまった・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

今回の旅行で一番心配していたのが
「入国審査」・・・・・・・・・・・

 

 

 

飛行機を降りると、まずは入国審査です

 

アメリカはテロを警戒して、入国審査もかなり厳重らしい・・・・・・・・・・・・・・

 

案の定、審査官は怖そうなオジサン

 

順番がきました、ここではダイちゃんとはお別れ、「一人づつ」尋問を受けます

 

審査官:何しに来た??(英語で)

僕:友達に会いにきただ(英語で)

審査官:どういう友達だ?

僕:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どういう友達かなんて、そう簡単には述べられない、深いワケがあるんですよ
困っていると、すぐに日本語の通訳が呼ばれました

通訳:どういった関係の友人で?

僕:先生です・・・・・・・・・英語の・・・・・・・・

通訳:英語の先生らしいです

審査官:ほう・・・・そうか・・・・英語を教わってるのか?(英語)

 

以下、延々と説明

 

関税の申告書を見て

審査官:これは何だ?機械のパーツと書いてあるが?(英語)

僕:オイラー・・・・・・・  いや、プレゼントです!

審査官:はぁ~????(英語)

通訳:機械のパーツって何ですか?

僕:先生のお父さんが古い機械が好きなので、お土産に日本製の部品を持ってきました!

審査官:ほう・・・・・ギフトか?(英語)

僕:ギフト!!!!

審査官:よし分かった、行ってよし

 

 

何とか入国審査通過です・・・・・・・・・・・寿命が縮まる思いでした・・・・・・・・・・・・・

 

ダイちゃんは大丈夫か?彼は英語全く話せないどころか、未成年だ!

 

 

すると、審査官に呼ばれる

審査官:おい、お前、あのガキはお前の連れか??

僕:そうです!マイフレンドです!

審査官:そうか、じゃあ行ってよし

 

 

ダイちゃん、何も聞かれることなく無事通過!!!!

 

 

 

 

次は税関

税関のオッチャンはそれほど怖くはないけど「カバンの中に何が入ってる?説明しろや」・・・・・・・・・

 

またオイラーのことを説明して・・・・・・・・・

 

 

「まあ、いいや、行け」

 

 

 

 

 

こうして、無事に入国ゲートをくぐることができました!!!!!!

 

 

ゲートを出ると、マーニーさんがお出迎え

 

いよいよ、発動機ワールドに足を踏み入れます!

 

続く

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Minnesota発動機合宿! ~事の始まり~

皆様、こんにちは!
8月16日から21日にかけて4泊6日でアメリカミネソタ州に行って参りました。

報告遅くなりましたが、無事に生きて帰ってくることができました!!!
応援してくれた皆様、ありがとうございました。
本当に、衝撃的な経験でした。こんな世界があったのか・・・・・と・・・・

 

 

それでは、長きにわたって、お土産話を始めていきたいと思います。

と、その前に、今回なぜ僕がアメリカに行くことになったのか? 
これまた面白い話なので、ここから始めます。
話すとチョー長い理由を簡潔にまとめましょう。

   

 

 

——-発動機で国際交流?——–

 ある日、このブログ「テーラー少年のページ」に日本在住のアメリカ人女性“マーニーさん”よりコメントが入る

内容
「発動機運転会はとてもおもしろそうです。実は、アメリカミネソタ州に住んでいる父は発動機愛好者で、昔から日本の発動機を探してくれないかと私に頼んでいます。今年は父の80歳の誕生日なので、できることならその依頼を叶えたいです。私は今月末(2013年3月)出張で東京に来ていますが、関東地方に、割と小さい発動機を持っていらっしゃって、売りたい方はいらっしゃいませんか。ぜひ、ミネソタにもいらっしゃって父のコレクションも見てください。
だめもとでメールを送ろうと思いました!
日本語のメールで結構ですので、ぜひご連絡をお願いいたします。
マーニー ジョレンビー」



これは大変だ! 何か僕に役立てることがあったら協力できないか?と思い、マーニーさんにメール


東京で一度会って話をすることになる


東京でマーニーさんに初対面
お父さんへのプレゼントで、日本製の発動機をアメリカに送ることになる
と同時に、アメリカに発動機を見に来ないか?と誘われる


「発動機を見るため」だけに、アメリカ行きを決意する


一部始終を発動機小学生「ダイちゃん」に話したら「僕も行く!!」と言い出す・・・・・・


小僧2人のアメリカ行きが決定

 

 

 

 

 

マーニーさんは兵庫県在住、学生時代にアメリカの大学で日本語の勉強をし、数年前に来日。現在は高校で英語の教師をしているそう。日本語はペラペラです。

マーニーさんの実家はアメリカミネソタ州。ミネソタに住むお父さんは昔から発動機愛好家で、世界のトラクターや発動機を集めていた。しかし、日本製のものがない!! そんなことで、前から日本製の発動機を欲しがっており、日本に住む娘に発動機探しをお願いしていたそう。
今年はちょうどお父さんの80歳の誕生日、何とかして日本製の発動機をプレゼントしてお父さんの念願を叶えてあげたい!!!

けど・・・・・・・・日本製の発動機なんてどうやって見つければいいんだ・・・・・・・・

途方に暮れたマーニーさん、ネットで日本の発動機について調べていると、変なブログ発見・・・・・「テーラー少年のページ」というブログらしい・・・・・・
そこには、サビまみれ、油まみれの日本製発動機が!!!!!
すぐさま、コメントを入れて連絡を取ってみると、相手は大学生の変な男子だった・・・・・・というわけ。

 

 

そこからマーニーさんとのやり取りが始まりました。

まず、日本製の発動機をどうするか?
希望は「漢字が書いてあって、オイラーがついてて、クランク室が見えて、古くて、できるだけ安く!!」

 

そこで、日本を代表する発動機の一つ「クボタ」を紹介すると

いい感じ!!!!!! 
とのこと

とにかく、まあ、一度実物を見てみませんか? と誘うと、マーニーさん早速山梨県までやってきました。

ちょうど、クボタ売ってもいいよ!と言うおっちゃんがいたので、マーニーさんと見に行くと

「クボタAHB  カワイイイイイイイ~~~~~~~~~♪♪♪」

クボタAHBを見て大喜び、こんな小さい発動機はアメリカにはない・・・・・・と・・・・・・・
漢字も書いてあるし、発動機らしい格好してるし、予算にも合うし、最高の発動機じゃん!

 

お父さんへのプレゼントが決まりました「クボタAHB」です。
アメリカミネソタ州へAHBが嫁入りしますよ~!!!!!!

 

 

そんなことで、発動機の件はとりあえず一段落・・・・・・・・

 

 

 

で、

お父さんのコレクションを見に来てください!って・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

長野や静岡の運転会行くのとはワケが違うし・・・・・お金もかかるし・・・・・飛行機恐くて乗りたくないし・・・・・そもそも、海外なんて行ったことない・・・・・・・本州から出たのだって1度だけ・・・・・・高校の修学旅行で沖縄に行っただけ・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーニーさん「発動機もトラクターもいろいろありますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行くぞっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

日程は8月16~21日、18日にはButterFieldという場所で発動機運転会があるとのこと。
これは何としてでも行かねば!!!

 

さあ大変、出国へ向けての準備が始まるのであります・・・・・・・・・・・

 

 

続く!

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