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Posted by川崎 俊二 on
未分類 / No Comments

珍しい故障の発生です。

日本中のJohn Deere ファンの皆様、こんにちは、

こちら山梨は、昨日すばらしい風が吹き、まるで嵐でした。
全国的にそうだったんですよね?

まったく困った物です。

では、珍しい故障が発生しましたので、紹介させて頂きます。

クボタトラクター KH270H ハイスピード仕様 です。

「トラクターが止まらん!!」        「クラッチを踏んでも、動いちもー!!」

これを聞いた時、ビックリしました。

良くあるのは、クラッチ板が張り付いてしまい、クラッチペダルを踏んでも、動力が切れず動いてしまう。

しかし、今回は、クラッチだけ踏んだのでは止まらないけれど、ブレーキを踏めば止まる、という事でした。
よって、少々の半クラッチ状態という事が分かります。

ku1

とにかく、クラッチをバラしてみましょう。

ボンネット、サイドカバーを外し、まずは洗車します。
そうした方が、仕事がしやすいです。

ku2

では、オペ再開です。

ku3

燃料タンクを外し、マフラー ・ インマニ ・ 各種配線 ・ 油圧ホース ・ 4WDのシャフト ・ ステアリング等々も外します。

ku4

そして、1 2 の 3 で、引っ張ります。
するとこんな感じです。

ku5

ku6

ku7

明けてビックリ玉手箱、何だか、クラッチプレートの中から「カラカラ」と、音がします。

正体はこいつでした。

く1

く2

クラッチ板中心部のスプリングが外れて、その内部で遊んでいました。

クラッチ自体は切れているのに、こいつが邪魔をし、半クラ状態を作っていたと、想像できます。

く3

この故障は初めてです。ビックリしました。

クラッチ板のみ交換すれば直るんですが、こういう場合はこれ等3点、板・プレート・レリーズ、3つ交換です。

面白い修理です。部品を取り寄せ、組み立てが楽しみです。

以上です。ありがとうございました。