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Posted by川崎 俊二 on
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california 中間報告

15年前、大学の卒業旅行として、仲間4人でロンドン・パリ・ローマの旅へ行く予定でした。しかし、自分は申し込みをしたのにも関わらず、その後都合が悪くなりキャンセルせざる得なくなりました。仲間3人にとても申し訳なく思い、謝りの電話をし、その旅行を諦めました。

しかし、自分の予定と彼等の旅行予定を照らし合わせたところ、彼らがロンドンにいる1週間は、自分も空いている事に気付きました。「これはやるしかない、一人で行くしかない、奴らを驚かせてやる」そう心に決め、内緒で一人イギリス旅行を計画しました。

「奴らが泊まるホテルは分かっている、飛行機だけ取って行けば、後は何とかなるだろう??!!」

「ホテルの部屋が取れなかった時は、あいつ等の部屋に居候すればいい??!!」

自分で勝手にそう決め、そう思い込み、出発前日を迎えました。

前日は東京の兄の部屋へ泊まりました。が、緊張のあまり全く眠れない。目を瞑ってはいるけれど、意識はある。結局そのまま朝を迎えました。そのお陰か14時間のフライトも、離陸直後の夕飯時、缶ビールを3本頂き、そのまま眠る事が出来ました。気付いたら到着の2時間ほど前でした。

自分がロンドン入りした日は、彼等がロンドン入りする前日で、確か彼等はパリにいたと思います。運よく同じホテルが取れ、もちろんその日も眠れませんでした。

彼らを驚かす為、その登場劇を自分は決めました。予定表によると、彼等は夕方5時ごろホテルに到着し、バスから降りてきます。そのタイミングで自分が、「あーー遅刻した!!!」と現れる、、、こんな感じです。ですが、これを失敗しました。

当日、自分はロンドンを歩き回って観光しており、彼らも朝からロンドン入りしており、何とバッキンガム宮殿前の横断歩道で、バッタリと遭遇してしまいました。お互いビックリです。彼らの予定は分かっていたけれど、詳細までは分からなかった、それが失敗の原因でした。あいつ等の、まるでお化けを見ているような目、今でも忘れられません。

 

過去、ドキドキわくわく緊張した出来事の中で、この経験は2番目になります。

 

近年、ハワイへ行ったりロスへ来たりと、これは自分と同業者である、現地の農機具屋さんへ突撃訪問する事が目的です。そしてお店を見たり覗き込んだり、話をしたり聞いたり、これがとても面白い、鳥肌が立つほど面白いです。勉強になる事だらけです。時にはハズレもあります。その逆で超Welcomeの場合もあります。

初突撃訪問した、ハワイの農機具屋さんへ行った時の気持ちを、まだはっきりと思えています。「突然お邪魔して、俺を相手にしてくれるだろうか?」「「早く帰れ!!」なんて怒られないかどうか?」ところがその心配は全く無く、超Welcomeな社長でした。

 

この経験が、近年ドキドキわくわく緊張した出来事の中で、僕の1番目になります。

 

capacity = 容積   自分のキャパを超える事は出来ませんが、それを広げる事は出来るでしょう。それには、キャパぎりぎりの事をするのが最適でしょうか?他にはあるでしょうか?自分はキャパぎりぎりの事をしてきたつもりです。よって、上記1番目2番目の事をもう一度やれと言われたら、既に今なら簡単に出来ます。これはキャパが広がったと理解していいのでしょうか?それとも慣れただけでしょうか?

 

仲間の手助けもあり、もう自分が来なくても、日本から同じ事を手配出来る様になりました。

アメリカ農機具屋さん巡りは今年で終わりかな?もう充分かな?いろいろ知った。また新しい事に挑戦し、キャパを広げたい。自己満足による自画自賛です。このブログやfacebookと同じですかね。

 

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日本とアメリカ、、、、、、西洋文化に憧れを持つ日本人は結構居ますね。自分もその一人です。なぜそう思ってしまうんでしょうか?たぶん歴史的背景があるんでしょう?自分は歴史が苦手なので詳しく分かりません。

アメリカの農機具屋さんは、格好いいです。まず店構えに流石だなと思うところがたくさんあります。服装もその持ち場持ち場でそれらしく構えています。営業マンはお愛想がいいです。社長もお愛想がいいです。エンジニアはやはり機械と戦っています。よってお愛想はそれほど良くないです。どのトラックにも、格好良く遠くから見ても分かるように、看板を入れています。その看板も、社名だけでなく、独自のロゴやメーカー名等、個性があります。店の前にしゃがれた様な物は決して置きません。必ず裏に隠しています。そして、誰しもお金に厳しいです。日本人の様な曖昧な事は言いません。その他いろいろ。

 

アメリカの農家さん、、、、いや、農業屋さんと言った方が合います。みな格好いいです。大抵が、テンガロンハットにネルシャツにジーンズにブーツです。決してボロボロのトラックには乗っていません。もしくは、やたらポンコツのトラックに乗っています。トラックの色は赤か青か黒がほとんどです。決して白だけがトラックではありません。黒いトラックに乗って恥ずかしがっている人は居ません。メインストリートをトラクターで、堂々とド真ん中を高速で走っています。

 

日本の「農」という業界は、なぜ衰退していくのでしょうか? 政治? 経済? 海外産?それだけではないと思います。

 

トラクターで田畑を耕している姿、カッコイイですよね!

田植え機で田植えしながら、畦際に来てUターンする姿、カッコイイですよね?

コンバインで刈り取り収穫し、煙突からモミをホッパーへ入れ込んでる姿、カッコイイですよね?

SSで後ろから勢い良く液を噴射している姿、あれスゴイですよね?

乗用モアに乗って、木の間をサーカスの様にすり抜けながら草刈る姿、カッコイイですよね?

すべて収穫し終わって、それが市場に出回り、消費者が食べている姿、嬉しいですよね?

 

自分は、買って頂いた農業機械をお客さんが使っている姿を見ると、とても嬉しいです。時には影に隠れてずっと見ています。


この業界の事を、「生命維持産業」と言っている方の公演を聞きました。やはり志が高く、農業機械が好きで農業が好きでした。機械を操る人間は格好よくなくてはなりません。それには、まず農機具屋が格好良くならないといけませんね。

自分は昨年仕入れた、John
Deere Gator 625i
を時々乗りまわしては、自慢気にコンビニのPAに止めます。興味がある人は話しかけてきます。「何ですか?これは?」自分はこう言います。「これは農業機械です!!」何をするんですか?「ちょっと楽しく走り回りたい時に乗ります!」どこで売ってるんですか?「あそこの川崎屋で売ってます!!」

 

 

 

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