珍しい故障の発生です。
日本中のJohn Deere ファンの皆様、こんにちは、
こちら山梨は、昨日すばらしい風が吹き、まるで嵐でした。
全国的にそうだったんですよね?
まったく困った物です。
では、珍しい故障が発生しましたので、紹介させて頂きます。
クボタトラクター KH270H ハイスピード仕様 です。
「トラクターが止まらん!!」 「クラッチを踏んでも、動いちもー!!」
これを聞いた時、ビックリしました。
良くあるのは、クラッチ板が張り付いてしまい、クラッチペダルを踏んでも、動力が切れず動いてしまう。
しかし、今回は、クラッチだけ踏んだのでは止まらないけれど、ブレーキを踏めば止まる、という事でした。
よって、少々の半クラッチ状態という事が分かります。
とにかく、クラッチをバラしてみましょう。
ボンネット、サイドカバーを外し、まずは洗車します。
そうした方が、仕事がしやすいです。
では、オペ再開です。
燃料タンクを外し、マフラー ・ インマニ ・ 各種配線 ・ 油圧ホース ・ 4WDのシャフト ・ ステアリング等々も外します。
そして、1 2 の 3 で、引っ張ります。
するとこんな感じです。
明けてビックリ玉手箱、何だか、クラッチプレートの中から「カラカラ」と、音がします。
正体はこいつでした。
クラッチ板中心部のスプリングが外れて、その内部で遊んでいました。
クラッチ自体は切れているのに、こいつが邪魔をし、半クラ状態を作っていたと、想像できます。
この故障は初めてです。ビックリしました。
クラッチ板のみ交換すれば直るんですが、こういう場合はこれ等3点、板・プレート・レリーズ、3つ交換です。
面白い修理です。部品を取り寄せ、組み立てが楽しみです。
以上です。ありがとうございました。
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